シスメックスは9月1日、尿沈渣検査分野の新製品「全自動尿中有形成分分析装置 UF-5000/4000/3000」の販売を同日より開始すると発表した。
「全自動尿中有形成分分析装置 UF-5000/4000/3000」は、同社の「UF-1000」の次世代モデルで、ブルーレザーの採用などにより精度や分解能の向上を実現するとともに、尿に加え体液を用いた検査も可能となった。
また、個々の製品を組み合わせることで、さまざまな製品を構成することができるため、検体数の増加に応じた装置増設にも対応でき、将来的には尿定性検査装置との連携や大規模施設における複数台の搬送接続にも対応できるようになるという。さらに、サイレントデザインの採用によるシンプルな操作パネルなどユーザービリティを優先した設計になっているほか、一部試薬にRFIDカセットタイプを採用することで、試薬の管理・交換が容易になった。
各装置の処理能力および対象市場は以下の通り:
UF-5000 | UF-4000 | UF-3000 | |
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処理能力 | 105テスト/時間 | 80テスト/時間 | 105テスト/時間 |
測定項目数(尿) | 14項目 ※地域によって異なる | 14項目 ※地域によって異なる | 5項目 |
測定項目数(体液) | 4項目 ※地域によって異なる | 4項目 ※地域によって異なる | 2項目 ※地域によって異なる |
対象市場(予定) | 全地域 | 欧州、中東、アフリカ地域、中国、アジア・パシフィック | 米州、中国 |