三菱地所は8月31日、JR東京駅日本橋口前の常盤橋地区で「常盤橋街区開発プロジェクト」の都市計画手続きを開始したと発表した。
プロジェクトは、東京駅周辺に敷地面積3.1haにおよぶ複合再開発計画。主な内容は「広域的な都市基盤(下水ポンプ場など)の更新、歩行者ネットワーク・広場などの整備」「国際競争力強化を図る都市機能の整備(金融・ビジネス交流、都市観光機能)」「高度防災都市づくりと環境負荷低減」と説明している。
JR東京駅の前には、地上61階、地下5階の高さ約390mの超高層タワーを建設する。着工は2023年度、27年度に完成する見通しで、完成すればあべのハルカスを抜き、国内で最も高いビルになる。そのほか周囲には3棟のビルを建設するほか、約7000平方メートルの大規模広場を整備する。
今後は、2015年度中に内閣総理大臣による認定を受けるべく手続きを進め、2016年度には事業認可・権利変換認可手続きを実施する。スムーズに進めば、2017年度にはビルの着工を開始するという。