The OpenBSD project produces a FREE, multi-platform 4.4BSD-based UNIX-like operating system.

8月31日、BSDの開発者であるMike Larkin氏がOpenBSDプロジェクトのtechメーリングリストに投函されたメール「virtualization support」によって、Mike Larkin氏がこの数カ月にわたってOpenBSD向けのハイパーバイザの開発を行っていたことが明らかになった。アイデアそのものは数年前からあったとしており、OpenBSD Foundationからの支援を受けて開発が一気に加速したと説明している。開発は一定のポイントに到達したとしており、他の開発者に対してバグの発見など開発への支援を呼びかけている。

ハイパーバイザの実装系はすでにいくつか代表的なものが存在しているが、Mike Larkin氏は既存のハイパーバイザを移植することはいくつかの技術的な理由からあまり意味がなかったと説明。既存のハイパーバイザには移植する必要のない実装が含まれており、これらを移植するよりも一から開発したほうが効率がよかったと指摘している。

リリースのタイミングや約束はできないとしつつ、10月の終わりをめどに考えていると説明。当初、動作が想定されるゲスト・オペレーティングシステムはvirtioをサポートしているものに限られるが、いずれはよりレガシーなオペレーティングシステムやBIOS/UEFIブートについてもサポートしたいと説明がある。