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Linuxとオープンソース・ソフトウェアに関するニュースを伝えるサイト「The Linux Homefront Project」が8月28日(米国時間)、記事「Lennart Poettering merged “su” command replacement into systemd: Test Drive on Fedora Rawhide|The Linux Homefront Project」において、systemdにsuコマンド相当の機能がマージされたことを伝えた。

同記事では、systemdの開発者であるLennart Poettering氏による動画を掲載しているが、この動画からは、machinectlコマンド経由でrootユーザ権限のシェルが起動していることを確認できる。

ここ数年、Linuxディストリビューションの多くが従来のSysV形式のinitからsystemdへの移行を進めている。systemdは従来複数のデーモンが個別に提供してきた機能を統合して提供するような仕組みを採用しており、システムの起動から管理までをsystemdへ統合する作業が進められている。

同様の取り組みは他のUNIX系オペレーティングシステムでも進められている。Mac OS Xではlaunchdが使われており、systemdと同様複数の機能を担っている。Linuxディストリビューションにおけるsystemdの普及は今後も進むと見られるが、systemdやlaunchdの取り組みにはその複雑性などからコンセプトそのものを疑問視する向きもある。