アクシバルは8月28日、意識・購買・メディア接触データを統合した同社独自のデータベース「3Dデータベース」の意識データを用いてユーザーを分類した新しいDMP「MindDMP」を開発したと発表した。

これまでデジタルメディアを使ったターゲティングは、サイトに登録された性年代情報を使った「デモグラフィックターゲティング」、過去のサイト訪問履歴などの行動データを使った「行動ターゲティング」、自社サイトへの訪問履歴を使った「リターゲティング」が使われてきた。

これに対し、MindDMPはターゲティングの方法に、ユーザーがどのような価値観を持っているかという“人となり”の視点を加えた。リターゲティングでは、顕在化した顧客をターゲティングするが、MindDMPはまだ需要が顕在化していない見込み顧客を判別する視点として利用できる。「何を購入しているのか(購入履歴)」がログで分析できる「3Dデータベース」を使って、自社商品のユーザーの意識・価値観の特徴から見込み顧客の意識・価値観を特定。特定した意識・価値観を持った人に広告配信を可能にするのがもっとも大きな特徴となっている。

「MindDMP」イメージ

3Dデータベースでは、生活者が「何を見ているか(メディア接触)」ということもわかるため、これまで分断されがちだったマスメディアとデジタルメディアのプランニングを統合することも可能になるという。