ヤフーは8月28日、アスクルを連結子会社化したことを発表した。
同社によると、ヤフーの持分法適用関連会社であるアスクルは、2015年5月21日より自己株式の取得を行ってきたほか、ヤフーが国際財務報告基準(International Financial Reporting Standards : IFRS)を採用するため、アスクルによる自己株式の取得が予定どおり実施された場合、ヤフーがIFRS上の連結対象の範囲に含まれる可能性があることが、2015年5月19日付「ヤフーとの業務・資本提携契約の更改に関するお知らせ」において開示された。
このたび、アスクルによる自己株式の取得が進み、ヤフーの保有する同社の議決権所有割合が41.7%(2015年5月20日時点)から44.4%(2015年8月27日現在)となったため、ヤフーはIFRS第10号「連結財務諸表」に基づき、同社がIFRS上の連結子会社に該当するかどうかについて判定を行ったという。
その結果、ヤフーはアスクルの議決権の過半数を保有するには至っていないが、同社の株主構成および過去の同社株主総会における議決権の行使状況等を勘案し、同社がIFRS上の連結子会社に該当すると判断した。
両社は今後、上場会社として事業運営の独立性を互いに尊重し、イコールパートナーシップ精神のもと、アスクルが運営するBtoC事業「LOHACO」において「お客様に最高のeコマースを提供する」という目標を実現する考えだ。