リクルートテクノロジーズは8月28日、全国のITエンジニアを対象に実施した「モチベーション管理」に関するアンケート調査の結果を発表した。
同調査は、ITエンジニアがどのような環境にモチベーションを感じるかを知るとともに、実際にモチベーションアップに有効な行動を把握することを目的として、2015年8月7日~8月11日に全国の20代~40代のITエンジニア530人(男性:332名、女性:198名)に対しインターネットリサーチによって行われた。
「業務のなかで、自分のモチベーションに波があると思うか」という質問に対しては、69.8%が「とてもそう思う」または「まあまあそう思う」と回答。
「モチベーションを左右する環境」について男女別に集計したところ、男性は「専門性を追求できること」が39.5%で1位となっており、同項目を選択した割合が22.2%だった女性に対し、差が出る結果となった。一方、女性は「人間的に尊敬できる上司・メンバーがいること」が最も高く、36.9%だったのに対し、男性は19.6%にとどまり、女性は男性に比べ、周囲との人間関係を重視する傾向がみられた。
「モチベーションが最も上がったときのエピソード」については、「普段から個人的に行っていた業務効率化を認められ、チーム全体に適用することになったとき(28歳/女性/テクニカルスペシャリスト)」や「最新の技術を要求され、初めてそのシステムに触れるとき(37歳/女性/テクニカルスペシャリスト)」など、「他者からの評価」や「技術へのチャレンジ」に関連したコメントがみられた。
また、「モチベーションが下がったときの対処法」としては、「気分転換」「早く帰って寝る」など、「一度業務から離れる」対処法が見られた一方、ITエンジニアならではの対処法として「技術の勉強」や「技術調査」など、「技術を更に深める」コメントが多くみられた。