コニカミノルタは、新入社員の社会貢献研修として中学・高校への「出前授業」を9月より実施することを発表した。

本研修は、子どもたちの「理科離れ」や「キャリア教育のニーズ」を背景に、学生が普段接している教師とは別の視点で、仕事において科学と接している企業人が授業を行うことによって、中学・高校生の理科・科学への関心を高めることを狙いとしたもの。過去3年間で19校、累計1,324人の生徒が出前授業を体験しているという。

4年目となる今年度、同社では授業を行う学級の数を増やし、これまでの年平均の約1.5倍となる約700人の生徒の参加を見込んでいる。

出前授業の実施概要は下記の通り。

  • 実施時期:2015年9~11月
  • 対象校:東京、愛知、大阪の3都府県の計8校
  • 新入社員数:112名(2015年4月入社の新入社員全員)
  • 授業テーマ:理科実験授業「コピー機の仕組み」

静電気を利用する複合機のコピープロセスを実例として、生徒が自ら実験を通じて静電気の性質について理解を深めてもらうことを目的としている。