ヌーラボは8月27日、プロジェクト管理ツール「Backlog」のGitプルリクエスト機能の提供を開始したと発表した。

同ツールは、チームメンバー間のコミュニケーションにフォーカスしたプロジェクト管理ツールで、2006年7月よりサービスが開始されている。課題やTODOの管理、Wikiによる文書共有、ファイル共有、バージョン管理といった機能を、使いやすいユーザーインターフェイスで提供しており、同社によると2015年8月現在、40万人を超えるユーザーが利用しているという。

今回、同ツールに追加されたプルリクエスト機能を使うと、ブランチで修正したコードをプルリクエストという形で、レビューとマージをタスク化した状態で依頼できるようになる。 またコメントでのやりとりやコミット一覧、ファイルの差分をタブで切り替えながらBacklog上でレビューを行うことができ、マージもその場で行うことができるので、レビュー担当者はBacklog上だけですべての作業を完結することができる。コードの変更箇所には行単位でコメントでき、レビュー担当者の意図を明確に伝えることが可能。 良くないコードを指摘するだけでなく、コードの良い部分を指定してスターを付けるといった機能もある。

プルリクエストの一覧

コード上でのレビュー機能

また、プルリクエストは課題と紐付けることができるため、ソースコードに直接関係しないやりとりは課題上で行い、コードに関するコミュニケーションはプルリクエスト上でという使い分けが可能となっている。 

課題との紐付け