東京エレクトロン デバイス(TED)は8月25日、米サンディスクの「Fusion ioMemory PX600」を、富士通のPCサーバである「FUJITSU Server PRIMERGY(プライマジー)」向けに2015年7月からOEM供給を開始したと発表した。なお、富士通からの出荷開始は2015年8月から。

Fusion ioMemory PX600の外観

同製品は、PRIMERGYのPCIeスロットに搭載するタイプのエンタープライズ・フラッシュ・ストレージ。データ転送能力と低レイテンシにより、ストレージI/Oにおけるボトルネックを改善し、アプリケーションのパフォーマンスを向上できるとしている。

従来のioDrive2シリーズの後継製品であり、最大で約2倍のリード性能改善を実現するとのこと。データベースや仮想化、Webアプリケーション、ホスティング・サービス、コンテンツ配信サービス、製造業の設計・解析分野などの多様なアプリケーション・業種で利用できるという。リード/ライトの性能を従来のHDD環境の数10倍まで引き上げ、アプリケーションのレスポンス時間を大幅に短縮し、業務効率の改善およびコスト削減に貢献するという。

同社は同製品を、富士通の「PCIe SSD PACC EP PX600シリーズ」としてOEM供給する。同シリーズは富士通がPRIMERGYの標準保守パック(Support Desk)と共に提供し、RHEL/Windows/VMwareなどの主要なOSプラットフォームをサポートするという。