ヤマハは8月25日、4~6名の少人数での会議向けスピーカーフォン「YVC-300」を、10月初旬から発売すると発表した。価格は5万円(税別)。

「YVC-300」

「YVC-300」は、「PJP-20UR」の後継モデルで、「YVC-1000」と同等の高品質の音声処理技術を搭載する。

具体的には、スピーカーの再生音をマイクが拾うことで発生するエコーを除去。20kHzまでの音声を処理する「適応型エコーキャンセラー」、話者位置検出機能により、声の方向を自動で追尾する「マイク自動追尾」、マイクで収音した大きな音も小さな音も、最適な大きさに調整。マイクからの距離や声量の違いによって生じる通話先での音量差を低減する「オートゲインコントロール」、プロジェクタやエアコンなどから発生する定常的なノイズがある場合でも、マイクで収音した音声からノイズ成分を除去する「ノイズリダクション」、部屋の特性に起因する残響成分を抑圧処理。残響が多い空間でも、通話先にクリアな音声を届ける「残響抑圧」を搭載する。

「YVC-1000」と同等の音声処理技術を搭載

電源はUSBバスパワーで(オプションでACアダプターも用意)、瞬間最大音量91dB、再生周波数帯域190~20000Hzを実現、「PJP-20UR」と比べて聴感上2倍の大音量になった。

「PJP-20UR」と比べて音量感は2倍に

PCベースのWeb会議ではUSB接続だが、スマートフォンの電話回線を使った音声会議はBluetooth接続も可能で、ビデオ会議システムとはAUDIO接続(オーディオ入出力端子)するなど、3つのインタフェースを搭載。また、NFCも搭載しており、NFC対応のスマートフォンやタブレットならBluetooth接続を行うことができる。

機器との接続性

オプションの連結ケーブルを使用することで、もう1台の「YVC-300」と連結でき、10名規模の会議にも対応する。

2台接続して使用した場合