キヤノンは「Satera」シリーズの新製品として、ビジネス向けのA4カラーレーザー複合機「Satera MF726Cdw」「Satera MF722Cdw」「Satera MF628Cw」の3機種を9月10日から発売することを発表した。

Satera MF726Cdw

Satera MF722Cdw

Satera MF628Cw

「Satera MF726Cdw」「Satera MF722Cdw」は毎分20枚、「Satera MF628Cw」は毎分14枚の出力が可能なビジネス向けのA4カラーレーザー複合機。「Satera MF726Cdw」「Satera MF628Cw」はコピー、プリント、ファクス、スキャンの4つの機能を、「Satera MF722Cdw」はコピー、プリント、スキャンの3つの機能を備えている。

新製品は、A4のSateraシリーズでは初となる、3.5型のカラー液晶タッチパネルが採用されており、画面上で指を動かしてフリックする直感的な操作が可能となっている。また、スキャンデータの共有フォルダーへの保存や特定の相手へのメール送信など、液晶パネルのホーム画面上に使用頻度の高い定型業務のボタンを作成することができるようになっている。

カラー液晶タッチパネル

スマートフォンなどのモバイル機器との連携も強化されており、全機種がWi-Fi(無線LAN)に標準対応している。また、「Satera MF726Cdw」はSateraシリーズ初となるNFCが搭載されており、Android端末をかざすことによって印刷が可能となっている(Android OS 4.0以上のNFC搭載端末に対応。iOSは対象外)。

Android端末をかざすことによって印刷が可能

モバイル機器向けのアプリケーションも「Canon PRINT Business」に刷新し、新機能として台形補正機能が搭載された。本アプリは8月25日からダウンロードできる予定とされている。

台形補正によって見やすいデータに調整できる

そのほかにも、アクセスポイント(Wi-Fiルーター)なしで、スマートフォンやタブレットからワイヤレスでプリント・スキャンすることも可能となっており、こちらはAndroidとiOSに対応。同時接続数は1台。

また、パソコン向けアプリケーション「MF Scan Utility(エムエフ・スキャン・ユーティリティー)」を使用することで、スキャンしたデータをEvernoteやDropboxなどのクラウドサービスへ直接アップロードすることができ、外出先での閲覧が可能となる。

想定販売価格は「Satera MF726Cdw」が7万7,000円前後、「Satera MF722Cdw」が7万2,000円前後、「Satera MF628Cw」が6万円前後となっている。