チームラボは、東京都・銀座の「ポーラ ミュージアム アネックス」にて、同社の新作アート作品を公開する個展「teamLab Exhibition, Walk Through the Crystal Universe」を開催している。会期は9月27日まで。
この個展は、同社の新作アート作品「クリスタル ユニバース / Crystal Universe」のお披露目ともなるもの。数多くのLEDがきらめき、宇宙空間での光の動きを再現する。照明を落としたギャラリー内に足を踏み入れると、その半分以上の面積を占める作品がすぐに目に入る。
この作品には、同社が開発した立体映像システム「インタラクティブ4Dビジョン」が用いられている。このシステムはこれまで、「六本木アートナイト2015」で公開された「チームラボクリスタル花火」や、キャナルシティ博多にてクリスマス時期に設置された「クリスタルツリー」などにも活用されているものだ。
来場者が自由に参加できるインタラクティブな仕掛けも用意されており、スマートフォンのブラウザから、「宇宙を構成するエレメント」を作品に向けてスワイプすることで、「クリスタル ユニバース」に立体の星や惑星が広がる。来場者によって「宇宙を創る」体験ができるという。そのほか、作品の中に通路が設けられているため、来場者が作品の中に入り込んで鑑賞することも可能となっている。今後も国内・海外問わず「インタラクティブ4Dビジョン」を使った作品を展示する予定とのことだ。
なお、チームラボが行う東京での作品展示は、今年1月~5月にお台場・日本科学未来館で開催された「チームラボ 踊る!アート展と、学ぶ!未来の遊園地」以来となる。夏の終わりに電子の宇宙に身を浸してみてはいかがだろうか。