外資系人材紹介会社のヘイズ・スペシャリスト・リクルートメント・ジャパンは8月20日、同社における正社員成約件数のうち、女性が占める比率について、最新の結果を発表した。
本調査によると、2012年度比で女性比率がもっとも増加したのは10%増の金融分野で、経理・財務、ライフサイエンス・ヘルスケアがそれに続く。男性比率の高いIT分野でも、女性比率がわずかに上昇。また、金融、経理・財務では女性比率が男性を上回り、女性主流傾向が顕著となった。
同社は、これまでの調査により、日本の労働市場では、慢性的な人材不足に加えて、人材の需要と供給の深刻なミスマッチが起きていると分析している。こうした中、女性の採用比率が増加したこれらの分野においては、優秀な人材の確保において、性別、国籍、年齢層を多様化させる取り組みが急務であると認識した結果だと結論づけている。