KDDIは8月21日、国内データセンターサービスの新拠点となる「TELEHOUSE OSAKA 2」の提供を開始した。

TELEHOUSE OSAKA 2は、ラック当たり30kVA(定格)という国内最大級の電力供給能力を備えたデータセンターで、電力使用量の大きな高性能サーバを多用する大規模なWebコンテンツやクラウドの提供ニーズにこたえる。これにより、ラックの収容効率も高まるため、顧客の事業推進を経済的にもサポートできる。

また、首都圏をはじめとした他エリアのデータセンターとの併用で、有事の際のBCPおよびDR(Disaster Recovery)の対策としても機能する。

ほかにも、高効率の電源設備や省電力の空調設備、LED照明や人感センサーなどの導入により、環境負荷軽減に寄与する。KDDIでは、地球環境負荷の軽減に寄与するICTサービスとして、2015年8月21日より導入を開始する「環境エコラベル 」を付与するという。

施設の電源設備および運用室が水害を受けにくい2階以上に設置されており、建物は長周期地震動にも対応した「ハイブリッド免震方式」を採用している。

また、日本データセンター協会が定めるJDCC-FSにおいて、最高レベル「ティア4」に準拠し、大容量バックボーンと直接接続するため、「KDDI Wide Area Virtual Switch 2」などのネットワーク環境を快適に利用できるという。

「TELEHOUSE OSAKA 2」の概要