ディーバは8月20日、ドイツ BELLIN Gmbhと日本企業のガバナンス強化と資金効率化支援を目的とした戦略的パートナー契約を締結したことを発表した。
契約締結に伴いディーバは、BELLINのグローバル資金管理システム(GCMS)「tm5」と、「資金管理アウトソーシングサービス(TaaS)」を9月1日より提供開始するという。
「tm5」は、グループ全体の多通貨残高や借越金利、外国為替、株式、投資信託、国債、社債、商品先物などの可視化・分析や、銀行やディーラーとの連携、グループ内外の支払業務の効率化などグローバル資金管理に求められるあらゆる機能を備えるシステム。金融機関や企業をつなぐオンラインシステムSWIFT(国際銀行間通信協会)との連携により、網羅的かつセキュアな機能提供を実現しているという。
「tm5」によって、不正会計や汚職を防止するガバナンス強化、為替や商品先物の変動リスクへのヘッジ、グループ全体の資金流動性の向上、事務作業の効率化を支援する。
また、ディーバは、「tm5」の日本市場での提供だけではなく、同社の連結会計システム「DivaSystem」の提供や、グループ経営管理高度化のためのコンサルティングとアウトソーシングの実績を元に、「tm5」を活用してグローバル資金管理の実業務を請け負う「資金管理アウトソーシングサービス」も提供を開始する。
同社は、今後グローバルに展開する国内企業を中心に「tm5」および「資金管理アウトソーシングサービス」の導入を推し進め、「tm5」に関しては3年で70社への導入を目標としている。