カスタマー・コミュニケーションズと豆蔵は8月20日、昨年度から取り組んでいる次世代の人材育成講座の一環として、1千万件以上のリアルなID-POSデータとツールを使った企画書作成講座を9月に共同で提供することを発表した。
両社は2015年6月に、一橋大学商学研究科教授 神岡太郎氏が担当する一橋大学商学部の「インタラクティブ・マーケティング」にて、「豆蔵データディスカバリ演習」を実施している。
今回の講座は、ビッグデータ利活用を実現するための方法論「要求開発BD」(データディスカバリ)と仮説検証ツール、実践的なデータ分析方法の3つで構成される。これまでのマーケティング演習で分析ツールを使う場合は仮想データを利用していたが、同講座では実際のID-POSを使った分析や方法論、企画などをワークショップ形式で行う。
両社は今後、ID-POSを中心としたオープンデータや社内データを分析・活用するための民間企業向け講座の開設と分析システム環境の提供を開始し、今年度内に5件程度のサービス提供を予定している。