ペイロールは8月19日、東急ハンズのマイナンバー対応業務を受注したことを発表した。

東急ハンズは、全国の店舗に在籍している従業員とその扶養家族やアルバイトから約1万件のマイナンバーの収集・管理に対応する必要があるほか、各地で採用する短期のアルバイトも多く、その都度、マイナンバーの収集を行う必要があるというす。特に、毎年8月下旬に開催される年1回のバーゲン「ハンズメッセ」の際に大量のアルバイト雇用が発生しているため、今年は業務がさらに煩雑になっていくことが予想されるため、ペイロールの「マイナンバー管理サービス」を採用したという。

「マイナンバー管理サービス」は、番号法ガイドラインに準拠した安全管理措置を講じたマイナンバーセンターで番号収集や保管を行い、マイナンバーの取扱いをクライアント企業から完全分離することを基本スキームとしている。今年3月より提供されており、契約企業に加え、大規模企業を中心にサービスの導入されている。

ペイロールの基幹業務である給与計算アウトソーシングでは、大量処理業務フローを確立しており、この給与計算で培ったオペレーションシステムをもとに、全従業員、報酬支払い者と直接対応することで、マイナンバー収集・管理に伴う業務負担を解消する。

従業員から回収した申告書はペイロールでの本人確認を行った後、2名体制で入力しミスがない体制を構築している。また、マイナンバーの完全独立方式に準拠し、マイナンバー情報を保有するサーバと個人情報を保有するサーバを分けることで、セキュリティを担保している。