プリンタスは19日、3Dプリンタ「CUBIS」のマイナーバージョンアップ版「CUBIS 1.5」の販売を開始した。同社運営のWebショップ「プリンタス 3D ストア」にて注文を受け付ける。価格は5万9,800円。
「CUBIS 1.5」は、パーツの追加や配線の大幅な設計見直しなどを行いつつ、初代CUBISの「安くても性能には妥協しない」というコンセプトを継承。価格も初代と同一となっている。本体サイズは幅431mm×奥行き400mm×高さ376mm、重量は13.2kg。積層ピッチは0.15mm~0.4mm、造形スピードは20~120mm/s。熱溶解積層法を採用しており、ABS、PLAの2種類のフィラメントを利用できる。
また、庫内LEDライトとガラス製ヒーテッドベッドの追加など、ユーザーからの要望が多かった部分について仕様の見直しや追加を実施。これまで2個だった冷却ファンを、さらにひとつ追加している。天面、正面カバーが透明になったことで、初代CUBISとは見た目の印象は変化している。
そのほか、同機種の販売に合わせ、「専用 PLAフィラメント(全6色)」の販売を開始。ABSフィラメントの販売も継続するため、ユーザーが任意の素材を選択できる。そのほか、同機種のユーザーである同社社員が作成した日本語マニュアルも付属する。
なお、3Dプリンタを初めて使うユーザー向けに、スライサーソフトウェア「Slic3r」のサンプル設定を6種類用意した。最初はサンプル設定で3Dプリントの楽しさを覚え、コツをつかんだら独自の設定を楽しめるようなものとなっているということだ。