エン・ジャパンは8月10日、同社が運営する「エン転職コンサルタント」上で、サイト利用者1,023名を対象に「海外での勤務」についてアンケートを行い、その結果を発表した。調査期間は2015年6月1日~6月30日となる。
転職時に海外勤務の可能性のある企業を「積極的に選ぶ」と回答した人は37%と、2010年に実施した同調査(19%)に比べて、18ポイント増と約2倍になっている。2013年の同調査(26%)と比較しても高くなっており、年々海外勤務意向を持つ人が増加していることがわかる。年代別では大きな差は見られなかった。
海外勤務を「積極的に選ぶ」と回答した理由は、30代・40代は「自分の成長にプラスになるから」、50代は「海外の方が、自分の経験を活かせるから」がそれぞれ最多に。年代によって海外勤務に期待することが異なるようだ。
「転職して、どこの国・地域で働きたいか」という質問に対しては、もっとも多かったのは「東南アジア(38%)」という回答となった。2010年は東南アジアよりも中国・東アジアと回答した人が多いものの、2013年、2015年では東南アジアという回答が中国・東アジアを上回っている。また、年代別でみると、年代が上がるにつれ「東南アジア」と回答した割合が高い結果となった。一方で、若い年代の方が「ヨーロッパ」「北米・カナダ」という回答が多くなっている。