TIOBE Programming Community Index

TIOBE Softwareから、2015年8月のTIOBE Programming Community Index (PCI)が公開された。TIOBE PCIは、複数の検索エンジンの検索結果から、対象となるプログラミング言語がどれだけ話題になっているかをインデックス化したもの。2015年8月におけるインデックスは次のとおり。

順位 プログラミング言語 インデックス値 推移
1 Java 19.274%
2 C 14.732%
3 C++ 7.735%
4 C# 4.837%
5 Python 4.066%
6 Objective-C 3.195%
7 PHP 2.729%
8 Visual Basic .NET 2.708%
9 JavaScript 2.162%
10 Perl 2.118%
11 Visual Basic 1.781%
12 Assembly language 1.760%
13 Ruby 1.416%
14 Delphi/Object Pascal 1.407%
15 MATLAB 1.232%
16 F# 1.232%
17 Swift 1.179%
18 Pascal 1.138%
19 PL/SQL 1.137%
20 R 1.010%

8月TIOBE Programming Community Index / 円グラフ

8月TIOBE Programming Community Index / 棒グラフ

8月はJavaが大きくシェアを伸ばした。TIOBE SoftwareはJavaと2位のプログラミング言語のインデックス値がこれほど広がったのは2008年まで遡らないと存在しないと指摘し、その意義を強調している。また、2014年からJavaの下落傾向が反転し上昇傾向に転じたことに関して、2014年に登場したJava 8で関数型プログラミング言語のような記述ができるようになったことが大きいだろうと指摘している。

一方、2014年始めまではきわめて強い成長傾向を見せていたObjective-Cは2014年から急落。そのシェアをJavaとSwiftに譲るようにそのシェアを減らしている。MATLABとRは継続して上昇傾向を示しており、ビッグデータ処理に対する関心が高い様子が見える。興味深い動向として、2014年からアセンブラのインデックス値が上昇傾向を見せており、今後さらに上昇する可能性がある。