コクヨグループでオフィス用品通販を行うカウネットは7月30日、同社が運営するモニターサイト「カウネットモニカ」で、全国の有職者を対象に、7月2日~9日に実施した「おもてなしの際の飲み物」に関するモニター調査の結果を公表した。有効回答数は499。
このアンケートによると、職場で来客に飲み物を提供している人は86%。使用している食器は、「陶器(76%)」「グラス(58%)」が上位を占め、「インサートカップ(23%)」「紙コップ(16%)」という結果だった。提供している飲み物は、「日本茶(緑茶・ほうじ茶・玄米茶)(87%)」と「コーヒー(85%)」が上位を占めた。
職場で来客に飲み物を提供している人に、飲み物を紙コップで提供することを「おもてなし」としてどのように感じるかを聞いたところ、自分が提供する場合に「問題ない(47%)」「問題がある(53%)」で、意見は二分された。10年程前にはどう感じていたかを聞いてみると、「問題ない(34%)」「問題がある(66%)」。
一方、訪問先で飲み物の提供を受ける人に、紙コップで飲み物の提供を受ける場合について聞いたところ、「問題ない」と感じる人が約7割となり、その理由を聞くと、「衛生的で良い」といった意見が多かった。その他にも「もてなしする側としては気になるが、もてなされる側になると気にならない」「その企業のルールだと思う」といった意見も。
これらの結果から、「おもてなし」として紙コップで飲み物を提供することに抵抗を感じる人の割合は、過去と比較すると減ってきているものの、いまだに半数程度は問題があると感じている一方で、提供を受ける場合は紙コップでも問題ないと感じる人が多数を占め、意識の違いが浮き彫りになる結果となった。