サービス産業生産性協議会は7月29日に、サービス産業の人材育成の一環として、中小サービス企業の経営人材を対象に、優良企業での実地体験型研修を通じて鍛える「大人の武者修行」(社会人インターン事業)の募集を開始した。

本事業は、経済産業省の平成27年度「小規模事業者等人材・支援人材育成事業」(中小サービス業中核人材の育成支援事業)で採択を受けた事業で、2014年に続き2回目の実施となる。

「大人の武者修行」は、中小サービス企業の次世代を担う経営人材を、優良企業の職場に送り、実地体験を通じて事業ノウハウを習得、自社に持ち帰ることでサービス産業全体の底上げを図ることを狙いとした、社会人インターンシップとなっている。

「大人の武者修行」の仕組み

受け入れ先企業は、同協議会による「ハイ・サービス日本300選」や「おもてなし経営企業選」などで受賞、選定された優良企業・団体約100社だという。応募者と受け入れ先企業の希望に応じて同協議会がマッチングを行い、8月末頃より随時実施していく予定となっている。

主な受け入れ先企業

期間は最短2週間から(2015年8月末~2016年2月末までの期間で実施)。研修費は、送り出し企業の負担は、1名1カ月あたり3万円(税別)となっている。なお、1カ月に満たない場合は、日割りで計算される。交通費と滞在費は、派遣に係る実費の3分の1の負担となり、3分の2は補助される。

募集期間は2015年12月21日までとなっている。くわしくは、「大人の武者修行」のサイトを確認してもらいたい。