サイオステクノロジーは7月28日、機械学習機能を搭載したITオペレーション分析ソフトウェア「SIOS iQ Standard Edition」の販売を開始する。

「SIOS iQ Standard Edition」は、本年2月から提供中の無償版である「SIOS iQ Free Edition」の機能に加え、VMware仮想環境の性能問題の原因分析と予測をする機能を新たに搭載し、システムの性能問題の迅速な解決と未然防止に貢献する。

主な機能として、物理ホスト、ストレージ、仮想マシン、アプリケーションなど、システムを構成する全ての要素の振る舞いを、24時間×365日監視し、日常的な振る舞いと要素間の相関関係・相互依存性を学習し続けて、アノマリ(異常)を検出すると同時に原因分析を行う。

また従来のような閾値(しきいち)やポリシーを設定する必要がないため取り扱いが容易で、起こりうる問題の発生も予測しますので障害が発生する前に対処することが可能となり、仮想サーバー運営管理の生産性が大幅に向上する。

vSphereのvFRCや各フラッシュ・ストレージ・メーカーが提供するフラッシュ・リード・キャッシュ機能における最適なキャッシュサイズとブロックサイズをSIOS iQが導き出して提案する。

そのほか、PERCダッシュボードは、性能(Performance)/効率性(Efficiency)/信頼性(Reliability)/キャパシティ(Capacity) の4つの指標で、VMware仮想環境を評価し、迅速・明快にシステムの堅牢性を把握することを可能にする。

なお、「SIOS iQ Standard Edition」は、1物理ホストに1ライセンス(240,000円/12カ月)を利用するサブスクリプション形式で提供される。