Netcraft - Internet Research, Anti-Phishing and PCI Security Services

インターネットサービス企業Netcraftは7月22日(英国時間)、「July 2015 Web Server Survey|Netcraft」において、2015年7月のWebサーバ調査結果を伝えた。7月はWebサイト・ベースで1350万の減少、サーバ・ベースで3700台の増加となり、調査対象となったサイト数は合計849,602,745サイト、検知できるサーバ(web-facing computers)の数は5,350,323となった。

7月のWebサイトの減少の原因として、Microsoft Windows Server 2003のサポート終了に伴うサービスの廃止などが挙げられている。シェアを大きく減らしたMicrosoft IIS 6.0、IIS 7.0、IIS 7.5はWindows Server 2003で使われていたバージョンとされている。なお、現在主に使われているMicrosoft IISのバージョン「8.5」は現在でもシェアの増加が続いている。

7月はApacheもシェアを減らした。対するnginxとTengineはシェアを増やしており、既存のサーバからnginxへ移行する流れが継続していることがわかる。Tengineはnginxベースで開発されたWebサーバで、主にTaobaoというオンラインマーケットプレースで使われている。nginxの機能をベースにしながら、Taobaoで必要になる機能が追加で開発されている。