人気書籍「ヤマハルーターでつくるインターネットVPN」最新本(第4版-無線LAN構築対応-、マイナビ刊)が7月24日に発売される。価格は4,644円。著者は今回も井上孝司氏。別にkindle版(4,300円)もある。

この本は、ヤマハルーターでインターネットVPNを構築するためのノウハウについてまとめた書籍で、SOHOユーザー、中小規模のネットワークをつくるユーザーを主な対象としている。ヤマハの協力のもとに制作されており、2004年の初版発売以来、ヤマハルーターの新機種にあわせて改訂を行っており、毎回重版を行う人気商品となっている。

VPN、特にIPsecを利用する場合には「設定が難しそう」という先入観があるが、この敷居を少しでも下げようというのが本書のねらい。設定やトラブルシューティングに関わるVPNプロトコルの基礎知識から解説しているほか、設定例ごとにチェックリストやコマンドリストを用意し、間違いなく設定を行えるよう工夫を凝らしている。

第4版となる本書では、GUIによるIPsec VPN設定について新たに取り上げ、ほかにもヤマハルーターが備える付加機能として、通信品質を確保するためのQoS機能、バックアップ機能や近年の一押しである「ネットワークの見える化」にも言及。無線LANアクセスポイントWLX302やL2スイッチ(SWX2100/2300等)を含めたネットワーク管理についても触れている。

対象機種は、 RTX1210、NVR5008だが、コマンドを使用する過去の機種(RTX1200やRTX810等)でも本書の設定例を利用可能だ。