タイのチェンマイで7月4日~16日にかけて開かれた「国際数学オリンピック」で、日本代表の高校生6人全員が銀メダルないし銅メダルを獲得した、と文部科学省と数学オリンピック財団が発表した。
銀メダルを獲得したのは、筑波大付属駒場高(東京都)2年の青木孔(あおき こう)さん、開成高(東京都)3年の佐伯祐紀(さえき ゆうき)さん、同1年の高谷悠太(たかや ゆうた)さんの3人。開成高2年の井上卓哉(いのうえ たくや)さん、灘高(兵庫県)3年の篠木寛鵬 (しのき ひろとも) さん、筑波大付属駒場高3年の的矢知樹(まとや かずき)さんの3人も銅メダルを得た。
高谷さんは、昨年7月台北で開かれた国際情報オリンピックに開成中学3年生で出場し、金メダルを獲得している。また井上さんは、昨年の国際数学オリンピックでも銅メダルを獲得している。
今年の数学オリンピックには104カ国・地域から577人が参加した。数学オリンピック財団によると、メダル獲得者数は、金が39人、銀が100人、銅が143人で、国別の成績では日本は22位だった(昨年は5位)。1位は米国だったが、2位から5位は中国、韓国、北朝鮮、ベトナムとアジア勢が占めた。
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