スマートインサイトは7月22日、企業内の各種データソースを統合可視化する新製品「Mμgen(ミュージェン)」を発表した。出荷開始は7月末。なお、米国市場向けには4月30日に発表済み。
新製品は、各種データに対する接続やデータモデルを作成する「Data Studio」および、ダッシュボード画面を作成する「Analytics Studio」で構成する。価格は、これらのツールを使用する年単位のユーザー課金となる。また、エンドユーザー向けにViewerを利用する割安なマーケティング・プログラムも別途用意しているとのこと。
データを統合し可視化を容易にするため、「Connect」「Discover」「Analyze」の3つのフェーズごとに用意したビジュアルな管理ツールを通じ、システムを構築する。
Connectフェーズでは、各種のデータソース・コネクタによるデータ仮想統合を実現する。
具体的には、IoTなどのビッグデータとERP/CRM/SCM/PLMなどの既存業務データ、AWS(Amazon Web Service)上の複数のデータ・リソース間およびオンプレミスにあるデータ、構造化データと非構造化データ、SNSなどネットワーク上のデータと既存の社内データといった接続を容易化する。用意するコネクタは、RDBMS(OracleやMicrosoft SQLなど)、Non SQL、Search(SolrやElasticSearch)、Hadoop上のツール群、Microsoft Officeファイルなどに対応する。
Discoverフェーズでは、異なるデータを容易に関係付けるという「Smart DataChain」による柔軟なディスカバリーを可能にするとのこと。
Analyzeフェーズでは、HTML5ベースの100種類以上のビジュアライゼーション・グラフィック・ライブラリを採用。情報を可視化するためのダッシュボードをセルフサービスで作成可能という。