Threatpost - The First Stop For Security News |
7月21日(米国時間)、Threatpostに掲載された記事「Car Hacking Gets the Attention of Detroit and Washington|Threatpost|The first stop for security news」が、自動車のセキュリティに取り組んでいる研究者らによって、遠隔から自動車上のコンピュータを乗っ取る方法が見つかったことを伝えた。Fiat Chryslerのいくつかのモデルで脆弱性が確認されており、脆弱性の詳細は来月発表すると説明がある。なお、この脆弱性を修正するパッチはすでに公開されている。
自動車に搭載されているコンピュータを乗っ取って外部から制御するという脅威については、この1、2年で関心が高まっている。これまでは物理的に自動車に接触する方法で乗っ取りを仕掛ける方法が発見されていたが、今回は遠隔でそれを実現できた点で注目されている。トランスミッションの停止、ステアリングコントロールの剥奪、ブレーキの制御権の乗っ取りなどは重大な事故を引き起こす可能性があるからだ。
現在の自動車にとってコンピュータは欠かすことのできない機能になっている。今回発見された脆弱性が他の自動車にも存在することになれば、より大きく取り上げられる可能性があり、今後の動向に注意しておきたい。