The Apache Software Foundation |
Apache Software Foundationは7月20日(米国時間)、「The Apache Software Foundation Announces Apache NiFi as a Top-Level Project : The Apache Software Foundation Blog」において、「Apachi NiFi」がインキュベータから卒業しトップレベル・プロジェクトになったと伝えた。
Apache Nifiはシステム間のデータフローを自動化するソリューション。既存のソリューションが欠いている効果的なセキュリティ機能、インタラクティブ性、スケーラビリティなどの機能を提供することを目指している。また強力で柔軟なコンフィグレーションを提供しつつも簡単に扱うことができるという特徴もある。特に強力なインタフェースを提供していることと、データの経路に関して細かい調整ができる点が注目される。
Apache Nifiを使うことで、複数のマシンで構成されたシステムのデータフロー管理をブラウザベースのインタフェースを経由して管理できるようになる。また、エクステンションベースの機能追加に対応しており、必要な機能を手軽に追加できるようになっている。
Apachi Nifiはもともと米国の国家安全保障局(NSA:National Security Agency)が「Niagarafiles」として開発していたソフトウェア。国家安全保障局は2014年11月にNiagarafilesを「NSA Technology Transfer Program」の取り組みの一環としてApacheインキュベータへオープンソース・ソフトウェアとして寄贈した。