アシアルは7月21日、HTML5ハイブリッドアプリ開発環境「Monaca」のVisual Studio対応版である「Monaca for Visual Studio」を正式にMicrosoft Azure対応させたことを発表した。
「Monaca」は同社が提供するiOS、Android、Windowsに対応したクラウド型のモバイルアプリ開発プラットフォーム。開発者はHTML5を活用しながらワンソースで複数のOS向けのアプリを開発することができ、ブラウザからMonacaにアクセスするだけで、プログラムコードの作成、デバッグ、およびアプリのビルドまでを一貫して行うことが可能。
Monaca for Visual Studio は、Visual Studioの拡張機能として提供され、Visual Studioギャラリーより入手できる。Visual Studio Communityの利用者は無料から利用可能だが、Visual Studio Professional版以上の利用者は、Monaca Goldプラン(5,000円/月)の登録が必要となる。
同社は今回の発表に併せて、業務アプリケーションのモバイル化に伴いクロスプラットフォーム開発のニーズが高まっていることから、Monacaに標準搭載されているUIフレームワーク「Onsen UI」をWindowsアプリに正式対応。さらに Monaca for Visual Studio を使った公式トレーニングを開始した。
これらによりアプリ開発者はiOS、Android、Windows の各OSに対応したHTML5ハイブリッドアプリ開発のUIデザインからフロントエンド開発、サーバサイド開発まで一貫してVisual Studio上で開発・管理することができるようになる。