The GNU Compiler Collection includes front ends for C, C++, Objective-C, Fortran, Java, and Ada, as well as libraries for these languages. |
GNUプロジェクトおよびGCCの開発者らは7月16日(米国時間)、「GCC 5 Release Series- GNU Project - Free Software Foundation (FSF)」において、GCCの最新版となる「GCC 5.2」の公開を伝えた。GCC 5.2は主にバグ修正とリグレッションへの対応を目的としたリリースと位置づけられている。
GCC 5系の主な変更点は次のとおり。
- Cデフォルトモードを-std=gnu89から-std=gnu11へ変更
- C++ランタイムライブラリ(libstdc++)で試用するABIを新しいABIへ変更
- ループ最適化に使われるGraphiteフレームワークでCLooGライブラリを不要になるように変更
- has_trivial_default_constructor、has_trivial_copy_constructor、has_trivial_copy_assignを非推奨に変更(将来的には削除)
- ATtiny4/5/9/10/20/40デバイスをサポート
GCC(GNU Compiler Collection)はオープンソースで開発されているコンパイラ。C、C++、Objective-C、Fortran、Java、Ada、Goに対応している。多くのLinuxディストリビューションで標準のコンパイラとして採用されている。