リクルートホールディングス(以下、リクルート)の人工知能(AI)の研究機関であるRecruit Institute of Technology(RIT)は7月16日、世界最大のデータサイエンティストコミュニティである「Kaggle」において、日本企業として初の共催となるデータ予測コンペティション「RECRUIT Challenge Coupon Purchase Prediction」を開催すると発表した。
Kaggleは世界で最も大きなデータサイエンティストのコミュニティで、企業や研究者がデータを提供し、Kaggleコミュニティに所属する世界194カ国、30万人以上のデータサイエンティストや研究者が最適モデルを競い合うコンペティションの運営を行っている。
コミュニティには、物理/生物/化学/経済/金融/数学/統計/コンピュータ科学などの幅広い領域の研究者が所属しており、Kaggle上で実施されるコンペに毎日2,500人以上が参加している。また、コミュニティのフォーラムでは新しい解析手法やアルゴリズム、分析のTipsなど毎日200以上の投稿がされており、データサイエンティストがスキルやナレッジを身につける学習の場にもなっている。
リクルートは、2015年4月1日よりAI分野の研究所として新生RITをスタート。その取組みの一環として今回、Kaggleコミュニティに所属するグローバルのデータサイエンティストおよそ30万人と協働し、データ予測によるマッチングサービスの提供に挑戦していくという。
その第一弾となる取組みとして、リクルートライフスタイルの運営する割引チケット共同購入サイト「ポンパレ」における購買データ(約1年分)をもとにした特定期間(1週間)におけるクーポン購買予測をテーマ に、9月末までの約2カ月半の間コンペを開催する。
RECRUIT ChallengeのWebサイトより参加申込みが可能。対象者は、原則的に誰でも参加可能(※詳細の参加資格はkaggleの参加ページの要項に記載有)。7月16日 10:00~10月1日 8:59(日本時間)の期間開催される。
賞金として、1位に3万ドル、2位に1万5,000ドル、3位に5,000ドルがKaggleより支払われる予定。