ローデ・シュワルツ・ジャパンは7月15日、同軸入力で最高周波数85GHzをカバーするシグナル・スペクトラム・アナライザ「R&S FSW85」を発表した。
同製品は、1回の掃引で2Hzから85GHzまでカバーできるため、ユーザーはベースバンドおよびRFのテストを1台のアナライザで実施することができるようになる。また、外部にハーモニック・ミキサを必要としないため、テストセットアップの簡素化が可能なほか、内部に搭載されたプリセレクションにより、ハーモニック・ミキサ使用時に生じるイメージ周波数やほかのスプリアス放射を抑制することができる。
さらに、オプションとして500MHz解析帯域幅を内部に搭載することが可能。これにより、車載レーダーや航空/宇宙/防衛向けレーダーコンポーネント開発に求められるさまざまな解析を実現することができるようになるとするほか、オシロスコープなどと組み合わせることで、2GHzの解析帯域幅を実現することもできるという。
なお、本体価格は1911万4000円(税別)で、年間20台の販売を目指すとしている。