ゼブラは14日、プロの漫画家やイラストレーターに向けて、従来より細い線を描きやすくした"つけペン"「ハードGペン」を発売すると発表した。発売日は2015年8月24日。価格は10本入りで1,620円。
「つけペン」とは先端にインクを付けながら描く昔ながらの筆記具(ペン先)のことで、現代では主に漫画やイラストを描くのに使用されている。その中でも「Gペン」は筆圧によって線の太細を表現できるのが魅力だが、一方で力加減が難しく、特に筆圧の強いユーザーの場合、細い線を描くために力をセーブする必要があった。
本製品はこういった問題に対応するべく、従来のGペンよりもペン先が開きにくい新形状を採用した改良品。筆圧の強い人が力を入れて描いても、ペン先が開き過ぎず細い線が引けるのが特徴で、力加減も容易なことから、プロのみならず初心者にも最適だという。
さらに、表面にはゴルフクラブなどでも使用される「ボロンメッキ」を施すことで、従来品の約2倍の耐久性を実現。鋭利な先端が磨耗しにくく、細く均一な線を長く描くことができるとのこと。
同社は新たなGペンの開発にあたり、漫画家やイラストレーターのべ1,000名の声をヒアリングし、多くの漫画家の筆圧を測定していた。このデータを元に試作を繰り返し、完成したのが本製品だという。