ジーニーは7月13日、現在提供中の広告出稿仕分けシステム「GAURL(ガウル)」について、新たに英語版および ベトナム語版の提供を開始した。同社によれば、多言語対応の広告出稿仕分けシステムとしては、世界初のプロダクトだという。

「GAURL」は、WEBサイトの内容およびリンク先の内容を精査し、Google AdSense(以下AdSense)プログラムポリシーへの違反の有無をチェックし、広告を自動で出し分けて配信する、ジーニー独自のシステムだ。

なお、ジーニーは2010年の同プログラム開始時より、「AdSense」の提案・運用・収益改善までのコンサルティングを行う「Google AdSense認定パートナー」に参画している。このため、AdSenseを利用するWEBサイト運営者には「GAURL」を無料で提供している。

「GAURL」は日本国内で既に200媒体において導入されている。本システムの導入によって、広告主側には「ブランド価値を毀損しない媒体、配信面」に対する配信を可能にする。また、媒体社側はAdSenseのポリシーに合致したページにのみ配信することで、警告や停止からアカウント保護が可能になる。AdSenseのポリシー違反によってアカウントが停止した場合でも、「GAURL」を導入することでアカウントが復活した事例も複数件あるという。

ジーニーは今後、英語版およびベトナム版の「GAURL」の導入について、最初の1年間で100媒体目標とする。また、APACエリアを中心に同サービスのさらなる多言語対応を進めていく方針だ。