アールエスコンポーネンツ(RSコンポーネンツ)は7月13日、Arduino Unoベースの高性能マイコンボード「Arduino M0 Pro」の発売を開始したと発表した。
同製品は、最大48MHzで動作する32ビットのARM Cortex M0+コアを搭載したAtmelのマイコン「SAM D21」を採用しており、Arduinoシリーズの中でも高い性能を提供する。動作電圧は3.3Vで、フラッシュメモリは256KB、SRAMは32KBで、EEPROMは最大16KB(エミュレーション)となっているほか、入出力オプションは、デジタルI/Oを14ピン(PWMが12チャンネルとUART)、12ビットのA/Dコンバータ(ADC)入力チャンネルを6ピン、10ビットのD/Aコンバータ(DAC)出力ピンを1ピン備えている。
また、「Atmel Embedded Debugger(EDBG)」により、追加のハードウェアを必要としないフルデバッグインタフェースが提供され、ソフトウェアのデバッグを容易に行うことが可能。EDBGは、デバイスプログラミングや従来のArduinoブートローダ用の仮想COMポートにも対応しているとする。
さらにArduino R3 Layoutに対応した3.3Vのシールドと互換性があるため、Arduinoのプログラミング言語を用いた開発は、Arduinoの開発環境に合わせたカスタム開発のソフトウェアライブラリによりサポートされる。
なお、価格は5234円(税別)で、すでに同社のオンライン通販サイト「RSオンライン」にて注文することが可能となっている。