ルネサス エレクトロニクス(ルネサス)は7月13日、日本の半導体メーカーとして初めてAudiの「Progressive SemiConductor Program(PSCP)」の戦略的パートナに選定され、戦略的な協力関係を構築していくことで合意したと発表した。

PSCPは、最新の半導体技術を、車載用に信頼性を高めながら自動車に適用していくことを目指すプログラムで、エレクトロニクス分野の進展を自動車分野に効率的に展開することを目的としている。

今回の合意に基づき両社は、従来のパワートレイン、シャシー、ボディ、セーフティなどの車載制御分野、車載情報システムや運転支援システムに加えて、自動運転システムや、コネクテッドカー、EVなどの新しい分野でも協力していくこととなる。

Audiの電気/電子開発部門のトップであるRicky Hudi氏(右)とルネサスの執行役員常務である大村隆司氏