ユーザーローカルは7月10日、「UserLocalテキストマイニング」を公開した。
同ツールは、大量の文章データをクラウド上で定量的・定性的に分析・可視化できる無料のテキストマイニングツールで、自由記述のアンケート結果やお問い合わせデータ、SNSのクチコミデータを分析し、ビジネスのプレゼン資料や大学のレポート作成などに使うことが可能。
アンケートやクチコミといった文章を分析する場合、これまでは高価な専用ツールを購入してインストールする必要があり手軽には分析できなかったが、同ツールは、無料のクラウド型サービスで、ソフトのインストールが不要で、気軽に利用を始めることができる。
使用方法は、分析したいテキストファイルをアップロードするだけ。超高速に品詞分解し、重要キーワードを取り出し、キーワード間の関係性を可視化することができる。文章中によく出現する単語(頻出語)を算出するだけでなく、その文章を特徴づける単語(特徴語)を集計。太宰治の「走れメロス」をテキストマイニングした集計結果は次のとおり。
上が文章中によく出てくる単語を集計したもの、左下は文章中によく出現する単語ほど大きく表示されるように可視化した「ワードクラウド」、右下は同じ文中に含まれる単語のつながりを可視化した「共起ネットワーク」。解析結果を見るだけで、主人公や重要人物、ストーリーを把握できる。
さらに、ふだんTwitterを利用しているユーザーであれば、Twitterアカウントを連携させることで、投稿内容を自動抽出・可視化し、自分が興味のある分野を再認識することができる。