バンドー化学は7月8日、同社のコア技術であるゴム・ウレタン材料の配合設計、フイルムの加工技術に導電材料の分散技術を組み合わせることで、伸縮性ひずみセンサ「C-STRETCH(シーストレッチ)」を開発したと発表した。

同製品は、伸縮性があるため、長さや面積などの面的な伸びの大きさを検知することが可能。静電容量式のため、経年劣化が小さく、繰り返し精度の高い検出が可能なほか、面積や厚み構成から理論モデル化しているため、面積や長さの絶対値の計測も可能だという。

また、最大伸度は200%まで検出することが可能で、任意の曲面への貼り付けが可能。さらに、低硬度ながら、ゴム弾性を有しているため、伸張後に緩和するとすぐに収縮することができ、キックバックの良い低ヒステリシスに優れるとしている。

なお、同社では、ユーザーが自身の研究開発に活用できるよう、センサ素子、変換ユニット、有線接続、無線通信システム、専用アプリケーションソフトをセットした研究開発キットを用意しており、人の周りで用いられるセンサとしての製品開発に活用していってもらいたいとしている。

伸縮性ひずみセンサ「C-STRETCH」のセンサ素子

研究開発キットのイメージ