KADOKAWA・DWANGOは7月9日、同社が手がける新たな教育事業として、単位制による通信制(広域)の高等学校設立に向け準備を開始していることを発表した。

同社は、これまで提供していた"エンターテインメント性""IT"を活用し、デジタルネイティブ時代の子供たちに向けて「ネットの新しい高校」設立を目指すという。

具体的には、同社の強みであるITを活用し、時間や場所を問わない動画学習、双方向性をそなえた学習プラットフォームを提供するほか、各業界のプロによる課外授業や地方自治体と連携した職業体験を実施することで、早期に社会で役立つスキルを身につけてもらいたいとしている。

また、早期に社会性を身に着ける活動として、全国の地方自治体と連携してさまざまな職種での職業体験を実施する。職業体験を通じて社会でのリアルなつながりを構築するほか、若手の人材不足とされている地方とのマッチングを図りたいという。

社会で即戦力となる授業として、IT教育(プログラミング、リテラシー)に加え、著名なライトノベル作家、ゲームクリエイター、デザイナー、経営者をはじめとした、各業界で活躍するプロによる課外授業を、グループ企業で教育事業を手がけるバンタンと共同で展開する。

ITを活用した教育のイメージ