The OpenBSD project produces a FREE, multi-platform 4.4BSD-based UNIX-like operating system.

OpenBSD Foundationは2015年月日(オランダ時間)、「Microsoft Now OpenBSD Foundation Gold Contributor|OpenBSD Journal」において、Microsoftから同ファウンデーションとしては大口となるドネーションが実施されたと伝えた。MicrosoftはOpenBSD Foundationを支援する企業としては最も大口の支援を実施したことになり、OpenBSD Foundationとしては初となるゴールド・コントリビュータに位置づけられた。ゴールドは2万5000ドルから5万ドルのドネーションを実施した場合に贈られる(カナダドル換算で約240万円から480万円相当)。

MicrosoftのPowerShellチームは先月、PowerShellにおいてOpenSSHをサポートすると発表。さらに、これを実現するためOpenSSHのコミュニティとの協力体制を築いていくと説明していた。今回の大口ドネーションはこの活動を後押しする狙いがあると見られる。

OpenBSDプロジェクトはOpenSSHをはじめ、LibreSSL、OpenNTPDなど他のオペレーティングシステムにとっても重要度の高いソフトウェアを開発しているが、これまではプロジェクトを支援する取り組みの財務基盤が弱く、資金的な問題にぶつかることがしばしばあった。OpenBSD Foundationの財務基盤が安定することは、OpenBSDの開発のみならず、OpenSSHやLibreSSLの開発に関しても良い影響を与えると考えられる。