モバイルアイアン・ジャパンは7月8日、同社のEMMソリューションがデンソーに採用されたと発表した。
デンソーでは、企業としての業務効率化や国際競争力強化およびワークスタイルの変革に取り組んでおり、その一環としてiOS端末のBYOD化を決めた。それまでモバイル端末用のツールとしてLotus Notes Travelerを利用していたが、BYOD化を実施するにあたり重視する機能がなかったため、新たなソリューションの採用を検討したという。
具体的には、添付ファイルを暗号化、リモート・アプリケーションのワイプ、アプリケーションのコンテナ化、コンテンツの管理機能、会社のデータと個人データの分離などの機能を重視。これらの機能を含むソリューションを検討したうえで、モバイルアイアンのEMMソリューションを採用したという。
また、社内の決済システムにアクセスするためにセキュアブラウザ「Web@Work」も採用した。ブラウザから利用する社内システムにセキュアにアクセスできること、従業員がデバイスをなくした際にもアプリをリモートでワイプできることが理由としている。
デンソーでは、将来的にサポートするOSの種類を増やす可能性があるほか、PCのBYOD化や、工場で使う安価な端末としてAndroid端末の採用なども検討しているという。