イベントのメインビジュアル

東京ミッドタウンは、毎年恒例のデザインイベント「Tokyo Midtown DESIGN TOUCH 2015」を、2015年10月16日~11月3日に開催すると発表した。

「Tokyo Midtown DESIGN TOUCH 2015」は、2007年の東京ミッドタウン開業以来、毎年開催されているデザインの大型イベント。9回目の開催となる今回は「つながるデザイン」をテーマに、トップクリエイターによるインスタレーションや、新しいライフスタイルに触れることができるデザインなど、幅広いコンテンツを用意する。

今回のメインイベントとなる「つみきのひろば」では、ミッドタウン・ガーデン内の芝生広場に、大小さまざまな"つみき"で作ったインスタレーションが登場。つみきを並べて作られたパサージュやつみきを組み上げた大きなピラミッドなど、建築家の隈研吾氏がディレクションを手掛けた大型作品のほか、注目の若手クリエイター3名によるオリジナルのオブジェも展示される。

「つみきのひろば」全体イメージ

大人もくぐり抜けられる大型作品が登場

また同ガーデンでは、無印良品の小屋プロジェクト「MUJI HUT(ムジハット)」で開発された3名のデザイナーによる小屋が初公開。参加デザイナーはプロダクトデザイナーの深澤直人氏、ジャスパー・モリソン氏、コンスタンチン・グルチッチ氏で、会場では「ミニマムでありながら豊かな時間を過ごすための小屋」を体験できるという(展示は10月30日から)。

一方、10月25日には、本イベントに参画するクリエイター陣が講師となって登壇する1日限りのデザイン・カレッジ「DESIGN TOUCH Conference」が開校。今回のテーマ「つながるデザイン」を主軸に、ライフスタイルの中にあるデザインの"いま"について講義が行われるとのこと。さらに、毎年4月にイタリア・ミラノで開催される国際家具見本市「ミラノサローネ」で活躍する日本人デザイナーや日本企業を紹介する企画「Salone in Roppongi presented by OFFICINE PANERAI」や、伝統工芸の「八郷瓦」や「笠間焼」とデザイナーによるコラボレーション企画も予定される。

さらに本イベントの初日には「Tokyo Midtown Award」の結果発表も予定されており、「アートコンペ」「デザインコンペ」の2部門で選出された計14作品から受賞作品の発表、展示、授賞式が実施される。これにあわせて、同アワードでこれまでに商品化された作品を紹介する展示会も開催予定となっている。

会期中はこのほか、グッドデザイン賞の最新受賞デザインを紹介する「GOOD DESIGN EXHIBITION 2015 (G展)」や、アメリカの建築家であるフランク・ゲーリのアイデアに焦点を当てた展示会「I Have an Idea」などが同時開催される。イベントの詳細は特設ページにて順次発表される。

「DESIGN TOUCH Conference」前回の様子

「Salone in Roppongi presented by OFFICINE PANERAI」イメージ

「Tokyo Midtown Award」授賞式の様子