こんにちは、SMMLabの赤松です。複数ソーシャルメディア運用事例、後編をご紹介いたします。
※前編はこちら
Facebook・Twitter・Instagram…複数のソーシャルメディアを運用するには? - 運用事例まとめ(前編)
後編は、5つ以上のメディアを運用している事例をご紹介。それぞれ異なるメディアを運用していることも注目ポイントです!ぜひご参考ください。
―――――――――― 業界INDEX(後編) ――――――――――――――――
■ ファッション(LOWRYS FARM):
Facebook/Google+/Instagram/LINE/Twitter
■ 旅行(H.I.S.):
Facebook/Google+/Twitter/LINE/Instagram
■ コスメ(THE BODY SHOP):
Facebook/Twitter/Instagram/Pinterest/YouTube
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■ファッション:LOWRYS FARM/株式会社アダストリア
Facebook/Google+/Instagram/LINE/Twitter
★ポイント★
★各メディアによって、発信内容やテイストを変えている。
■Facebook (いいね!数:7万人 ※2015年7月現在)
セールやキャンペーン情報など。商品紹介は、洋服コーデではなく、雑貨商品にフォーカスしています。 ここ最近は、人気のオウンドメディア『オンナノコノキブーン』に関する投稿が多数あり、ブログ公開などもこちらでお知らせ。 Facebookページの投稿でも絵文字を活用しています。
■Google+
ほぼFacebookページと同内容で投稿。
Instagram(フォロワー数:55万人 ※2015年7月現在)
コーディネイト紹介をメインに、ブランドイメージに合った雰囲気で商品を見せています。平置きコーデも。
■LINE(ともだち数:596万人 ※2015年7月現在)
人気ランキングやセール情報など、テキストメッセージには絵文字をふんだんに使って。 一枚画のクリエイティブは、ナチュラルなブランディングのものと、派手目のものと、使い分けています。
スタッフやモデルのコーディネイトショットを、毎日多数発信(約1時間おき)。まるで写真集のようです。ユーザーが自分のタイムラインを見る度に、情報が流れてくるようにするのが狙いでしょうか。
■旅行:H.I.S./株式会社エイチ・アイ・エス
Facebook/Google+/Twitter/LINE/Instagram
★ポイント★
★各メディアごとのユーザー層に響く情報の発信分けを行っている。
★「2015年上半期 H.I.S. SNS 「いいね!」人気総合ランキング」も公開
http://www.his-j.com/tyo/cpn/research/fb2015halfranking_his.html
■Facebook (いいね!数:29万人 ※2015年7月現在)
※国内旅行専門ページもあり (いいね!数:4万人 ※2015年7月現在)
国内外のひとつのエリアにスポットを当てて、オススメの観光情報を詳しく紹介。アルバムを活用し、複数写真を掲載。読み物的なイメージですね。
■Google+ (フォロワー数:6万人 ※2015年7月現在)
ほぼFacebookページと同内容での投稿ですが、こちらでの写真は厳選された1枚のみ掲載。Google+限定情報もあることから、ターゲットに合わせた情報を発信しているようです。
■Twitter (フォロワー数:6万人 ※2015年7月現在)
ハッシュタグを文章中でもうまく活用し、「海外・国内旅行」情報をぎゅっと140字にまとめています。
■LINE (ともだち数:770万人 ※2015年7月現在)
「値段で勝負!!」のお得な情報を発信。ひと目見ればわかる、地域別の情報(首都圏版・関西版など)をぎゅっと一枚画にして配信(テキストのみのメッセージは少ない)。
また、7月より、LINEトーク内でお問い合わせできるようになったようです(下記、左写真参考)。気軽に相談できる「お問い合わせ窓口」として、コミュニケーションも活性化されそうです。
国内外の、より魅力的な写真を掲載。キャンペーンでのユーザー投稿から製作した「わすれない夏2015」などの動画も紹介。キーワード、場所の説明などは、ハッシュタグを多数つけて解説しています。
■コスメ:THE BODY SHOP JAPAN/株式会社イオンフォレスト
Facebook/Twitter/Instagram/Pinterest/YouTube
★ポイント★
★メディアによって、発信する情報や写真を少しずつ変えており、また、幅広いメディアを継続して運用している。
★オウンドメディアのTOPページにアイコンを集約
http://www.the-body-shop.co.jp/shop/
■Facebook (いいね!数:5万人 ※2015年7月現在)
新商品紹介をメインに投稿。写真の四隅にロゴマークを入れています。シェアされたときなどにも一目で同社の写真であることを印象づけることができます。また、統一したシンプルなロゴつきフレームで写真が一段とオシャレな雰囲気になりますね。
■Twitter(フォロワー数:2万人 ※2015年7月現在)
天候に合わせた新商品紹介、「Hello JULY」(月)や「Happy Monday」(曜日)などのモーメントに合わせた投稿を行っています。時には「#メイクあるある」のような一目見て共感してもらえるような投稿も。
140字にぎゅっと凝縮した短文、時には、ハッシュタグのみなど、どんどん流れてしまうTwitterのタイムラインでも目を惹く投稿を行っています。
商品を魅力的に見せる写真とともに、一文と複数のハッシュタグを記載。(一時期までは、おしゃれな風景写真を頻繁に投稿。Facebookページのように四隅にロゴマークを入れて同社らしい雰囲気に仕上げていました)
なお、現在、「夏のHAPPYな瞬間」を撮影してハッシュタグ「#HAPPYHOUR」とともに投稿するイベント「#HAPPYHOURフォトコンテスト」も開催中。
https://pictag.photo/thebodyshopjp/campaign/38
メディアを横断して、FacebookページやTwitterでも告知しています。大々的な露出が難しいInstagramキャンペーンは、他メディアでの告知で露出を高めることが重要ですね!
商品シリーズごとにボードを作成、シンプルな写真を活用していて、カタログのように閲覧することができます。
■YouTube
ファッションショーやイベント、メイクアップの方法など、様々な動画を公開。中でも特筆すべきは、コミュニティ・フェアトレード先の女性たちの様子を解説している「ザ・ボディショップ製品のラベル裏のストーリー」や、スタッフのボランティア活動「ビッグイシューの路上販売をお手伝い!」などの動画。
また、2011年3月の東日本大震災直後に立ち上げた「サクラチャリティプロジェクト」として、ボランティアツアーなどの動画もアップしています。CSR活動の発信を継続して行うことで、企業の姿勢も伝わってきますね。
まとめ
いかがでしたか?
各社、ターゲット、機能に合わせて、効果的な運用を行っていますね。特に、嗜好性の高いジャンルの業界でSNS活用が盛んになっていることもわかりますね。
メディアによって異なるコンテンツを用意して発信している事例もありますが、もっとも手軽なのは、1つの要のコンテンツを用意して、切り口を変えて発信することですね。同じ写真であっても、文章をちょっと変えるだけで、そのメディアに合った投稿に変身させることができますね。
相互に導いたり、いかに露出を高めるかも重要なポイント。しかし、多数のメディアを運用すると露出も高まりますが、手間もかかるのもまた事実。
自社にとって、重要なファンがどんなメディアを日ごろチェックしているかを十二分に検討し、より効率的な運用でそれぞれを継続していくのが理想ですね。
なお、いくつかの関連記事でも紹介しましたが、中の人が注目されていることも多い昨今。ぜひユーザーや他企業の担当者とのコミュニケーションの場としても活用してみてください。楽しい雰囲気に、ファンや他社アカウントを巻き込んで盛り上げていくきっかけになるはずです。
ぜひ参考になさってください。
本稿は、ソーシャルメディアマーケティングラボにて掲載された記事を転載したものです。
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