NECは7月7日、統合型システム「NEC Solution Platforms」の仮想化・クラウドサービス基盤「Cloud Platform Suite R5」の販売を開始した。Cloud Platform Suiteは、ハードウェアとソフトウェアを組み合わせて事前に設計・検証・構築し、ドキュメントをまとめて提供するセット製品。

新製品は、仮想基盤サーバや仮想化ソフトウェアなどの組み合わせパターンを22種に拡張し、柔軟なシステム構成を実現する。従来と比べて小規模な構成である仮想基盤サーバ単体の提供が可能な「ライトパッケージ」がラインアップに追加された。これにより、大容量のストレージが不要で初期コストを抑えた仮想基盤サーバ単体からの導入が可能。

また、追加された管理画面「セルフサービスポータル」により、利用部門は仮想マシンの申請や電源操作などの日常運用を管理部門に依頼することなく直接行うことができるようになる。これにより、管理部門は従来行っていた運用管理の一部を利用部門へ委譲できるため、負担を軽減できる。

エンタープライズパッケージ R5の仕様は、リソースサーバがExpress5800シリーズ ブレードサーバ(2way)最大64台まで、搭載VM数が1~1408台で、価格が3860万円(税別)からとなっている。

ベーシックパッケージ R5の仕様は、リソースサーバがExpress5800シリーズブレードサーバ(2way)最大12台まで、搭載VM数が1~264台で、価格が1300万円(税別)からとなっている。

ライトパッケージ R5の仕様は、リソースサーバがExpress5800シリーズブレードサーバ(2way)最大3台まで、搭載VM数が1~66台で、価格が220万円(税別)からとなっている。

「Cloud Platform Suite R5」