こんにちは、SMMLabの赤松です。

ソーシャルメディアの運用、1つだけでも大変ですが…、さらに、複数のソーシャルメディアの運用を並行して行っている担当者の方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は、それぞれの機能・特徴・ターゲットに合わせて、上手に複数メディアを運用している事例をご紹介いたします。どのように運用していけばよいか、どう使い分けると効果的なのかのヒントとして、ぜひご参考ください。

まずは、各ソーシャルメディアの特徴をご紹介いたします。あなたのファン、お客様はどのメディアをよく活用しているでしょうか。

■参考

※「推定」の値は、公式発表ではなく、調査などから得られたデータです。

それでは、メディアの活用度順に、前編、後編に分けて3つずつ解説していきます。

―――――――――― 業界INDEX(前編) ――――――――――――――――

■ 家電(シャープ):Facebook/Twitter
■ 食品(井村屋):Facebook/Twitter/YouTube
■ 飲食(スターバックス コーヒー):ブログ/Facebook/Twitter/Instagram

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

■家電:SHARP シャープ株式会社

Facebook/Twitter

★ポイント★
★各メディアのユーザーの特徴に合わせた見せ方、コミュニケーションを行っている。
★中の人も話題!(下記、関連記事参照)

■Facebook(いいね!数:1万人 ※2015年7月現在)

プレスリリース、ブログなども活用しながら新商品や取り組みを紹介。かしこまったイメージですが、最新情報がぎゅっと凝縮されています。

■Twitter(フォロワー数:21万人 ※2015年7月現在)

主に、モーメントを捉えた投稿と、アスキーアートやゆるい発言などラフなコミュニケーションが中心。自社商品を購入したユーザーへの御礼など個別対応も行っています。

★関連記事:中の人も大きく取り上げられるようになりました!

・SHARP_JPの中の人がコピーライターの賞を受賞
http://matome.naver.jp/odai/2141743756170461901

・シャープとタニタのゆるゆる公式Twitterアカウントがマンガに!? 「シャープさんとタニタくん@」連載開始
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1506/18/news033.html

・シャープの“ゆる”公式アカウントが快走 「炎上したら……」社内から反発も、健気な姿勢にフォロワー20万人超
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1506/25/news053.html

■食品:井村屋株式会社

Facebook/Twitter/YouTube

★ポイント★
★全体的に親しみのある投稿を行い、Facebookでは企業ブランディング、Twitterではさらなる親近感を醸成している。
★集約サイトを用意している。 https://brandco.jp/imuraya/

■Facebook (いいね!数:3万人 ※2015年7月現在)

商品紹介やキャンペーン情報などを発信。 Twitterよりはラフではありませんが、Facebookでも中の人を感じられる口調での投稿を行っています。

■Twitter(フォロワー数:5万人 ※2015年7月現在)

新商品情報などを発信しつつ、ラフなコミュニケーションも行っています。ユーザーや他社アカウントへのリプライや投げかけも多いため、タイムラインが和んだ雰囲気。商品情報が続いても、ユーザーから好反応が得られています。

★関連記事
・「社外秘漏洩騒動」の井村屋 担当者がツイッター戦略を語る
https://brandco.jp/imuraya/sns/detail/45/6359
http://www.news-postseven.com/archives/20150509_319549.html

■YouTube

CMのほか、食べ方などの動画を公開、活用が始まっているようです。動画には、写真やテキストだけでは伝わらない魅力を届けるメリットがありますね。

 

 

■飲食:Starbucks スターバックス コーヒー ジャパン株式会社

ブログ/Facebook/Twitter/Instagram/(LINE ※期間限定 一時期のみ運用)

★ポイント★
★どのメディアもおしゃれな写真にこだわり、ブログの素材・コンテンツをベースに、メディアによって変化させている。
★集約サイトを用意している。 https://starbucks.amebaownd.com/

■ブログ

情報のキーとなるコンテンツになっています。集約サイトの1つとして公開。TOPページは写真だけ見せるスタイルで思わずクリックしてしまいますね。

■Facebook(いいね!数:115万人 ※2015年7月現在)
/Twitter(フォロワー数:209万人 ※2015年7月現在)

Facebook、Twitterともに、ブログ連携をして、新商品紹介をしています。プレスリリースやオウンドメディアの最新情報発信も。どちらも、解説をぎゅっと凝縮し、より詳しい内容はブログへ、という流れにしており、一目でいいね!したくなりますね。シェア、リツイートがついているものも多数。

下記のFacebook投稿(上)は、いいね!が4万超え、コメント欄に、「飲んだよ!」と写真が投稿されているのも嬉しい反応ですね。同じ投稿内容でTwitterを見てみると、下記の投稿(下)では、リツイートが28,000超え!新商品を拡散したい気持ちを上手に捉えています。同様の投稿に対する、メディアごとの反応の違いが興味深いですね。

・Facebook

・Twitter

■Instagram

おしゃれな写真の中から、ドリンクを楽しむシーンを切り取り(特に、外人のモデルさん)、Instagramの雰囲気に合った投稿をしています。

※なんと・・以前より、非公式アカウントが盛り上がり中!!
http://instagram.com/starbucksjpn
ヒトコト&ハッシュタグ投稿がメインですが、ユーザーの投稿をrepostなども!

“非公式”であるとの明言を行っており、公式アカウントの紹介もしていました。
https://instagram.com/p/3idlAUNYh_/?taken-by=starbucksjpn

そして、この日を境に、公式アカウントへのいいね!なども急増しています!

いかがでしたか?以上、前編では計3企業のご紹介でした。明日の後編では、5つ以上のメディアを運用している事例をご紹介いたします。お楽しみに!

本稿は、ソーシャルメディアマーケティングラボにて掲載された記事を転載したものです。

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