日本電気(NEC)は7月6日、新聞社が保有する記事原稿や写真・画像などのコンテンツを一元管理し、Webや電子版サービスなど、配信するデジタルメディアのバリエーションに応じてニュースコンテンツを編集・編成・配信できるシステム「NewsGlobe III 多メディア対応CMS(Contents Management System)」の提供を開始した。
「NewsGlobe III 多メディア対応CMS」は、紙面向けの取材原稿を管理する「素材管理システム」と、デジタルメディア向けのコンテンツを管理する「メディア編集システム」の機能を統合し、1つのシステムにて紙面向けとデジタルメディア向けのコンテンツをワンストップで管理することができるというもの。
コンテンツを配信するメディアに応じて見出し本文を加工する「バリエーション編集機能」や、デジタルニュースでは不可欠な関連写真・記事へのリンクを設定する「リンク機能」、同じジャンルやトピックごとにコンテンツをまとめる「編成機能」を搭載するため、コンテンツを多次元に構成し、配信・掲載することが可能だ。
また、「ストーリー管理機能」では、長期間に及ぶコンテンツのストーリー管理ができ、関連トピックごとにコンテンツをまとめて時系列にて閲覧・管理できるほか、「トレーサビリティ機能」では、いつ・誰が・どのメディアに対してコンテンツを編集・配信したのか時系列で把握することが可能となる。
同社は今後、3年間で10社への提供を目指す。