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Facebookは「GraphQL|Working Draft - July 2015」において、現在策定が進められているGraphQLのワーキングドラフトを公開した。GraphQLはデータモデルを表記するためのフォーマットでありクエリ言語。GraphQLはどのようなデータが必要であるかを記述することができ、GraphQLに対応したサーバは要求に従ったデータを作成してクライアントへデータを戻すといった処理を行う。

GraphQLを扱うことで、これまで個別にAPIを使用して取得していたデータを一括したリクエストで得ることが可能になる。必要とするデータに関して条件などを詳細に指定することができ、プログラミングの手間の軽減に役立つ。

GraphQLの主な設計内容は次のとおり。

  • 階層構造を表現できること
  • 実際の要求に応える機能を提供すること
  • 強く型付けされていること
  • クライアント側でクエリを指定できること

GraphQLはもともと2012年にFacebookで開発がはじまったクエリ言語で、ワーキングドラフトは3条項のBSDライセンスで提供されている。現在でも開発が続けられており、今後実施される機能追加や仕様変更などは随時ワーキングドラフトに反映される見通し。