大日本印刷(DNP)はこのたび、スマートフォンなどのタッチパネル・ディスプレイに印刷物をかざすと、印刷物とWebページ・アプリケーションの組み合わせごとに異なる画像や映像、商品情報、クーポンなどさまざまな情報を配信する「Touchcode(タッチコード)」を採用した販促支援サービスの提供を開始した。
また、同サービスの一環として、しおりの絵柄ごとに本や映画などの情報を動画広告と組み合わせて紹介し、作品に関連する体験の機会を広げるサービス「DNPつながる栞(しおり)プロジェクト」を開始する。
同プロジェクトには、ロボット社(ROBOT)がクリエイティブ分野にて制作協力し、その第1弾として、実在の住職が自らの体験をもとに綴ったエッセイを映画化し、2015年10月に公開予定となる映画「ボクは坊さん。」のキャンペーンを実施する。
キャンペーンのしおりをスマートフォンにかざすと、現在地と映画の撮影地となる高野山までの道のりと距離が表示されるほか、高野山エリア内でしおりをかざすと、散策ルートや高野山の名所スポットを閲覧できるという。加えて、舞台となる四国・栄福寺や高野山から見た景色の写真画像などを、映画紹介の動画とともに閲覧できる仕組みだ。
同社は今後、出版社やメーカー、流通、広告、ゲーム、アミューズメント業界などに提供し、年間2億円の売上を目指す。